2013/07/16(Tue) 水族館句会7月 兼題 花火 幽霊
水族館句会7月
兼題 花火 幽霊
◎◎◎○○26 人が人呼ぶ声やさし花火の夜 織女
◎○○○11 蠅虎幽霊の絵を抜けて来し 真里子
◎○○5 揚花火あたらしき闇つくるため お軽
◎○○17 幽霊の裾踏んでゐる真暗闇 KUMI
◎○○28 幽霊の足の辺りは月見草 九鼠
◎○○29 幽霊のまなじり濡れてゐたりけり お軽
◎○25 帯かたく結びなほせり遠花火 柚香
◎14 横丁の珈琲館に花火屑 真里子
○○○○18 家あれば帰る車窓の遠花火 芽茶
○○○○27 谺して散りゆく村の花火かな KUMI
○○○2 故郷の橋に凭るる大花火 芽茶
○○○23 風入れてうかと目の合ふ幽霊図 柚香
○○12 立ちあがる力余りぬ花火の夜 織女
○○13 遠花火この世の川の水光り おるか
○○16 手花火の尽きたる腕提げ歩く 明美
○3 幽霊となりて君来よ手花火せむ 芽茶
○4 山国の花火のこだま幾重にも 九鼠
○7 目を凝らす飴玉ほどの遠花火 KUMI
○9 車座の幽霊に注ぐ冷し酒 明美
○15 はなだてふ色幽霊に似合ふはず お軽
○21 幽霊のうしろ姿や秋に入る 洗濯機
1 幽霊になりて入りたき木下闇 おるか
6 烏賊の中の幽霊烏賊や海の日の おるか
8 勝ち上がる幽霊部員も汗みずく 洗濯機
10 マッチ擦る鼠花火に成りたくて 柚香
19 幽霊の真似をしながら髪洗ふ 明美
20 蚊の姥と臆病さうな幽霊と 真里子
22 ゴミ屋敷幽霊長屋遠花火 洗濯機
24 隅田川花火の音を流しをり 織女
30 花火鮮烈峡の闇深ければ 九鼠